【誰でもできる】効率的な単語学習の仕方【イメージを使う】

英語

さて、ここまでのロードマップで、「1.目標」と「2.教材」を確認できました。
続いて、具体的な勉強法の一つ、単語学習にうつります。

【誰でもできる】効率的な単語学習の仕方【イメージを使う】

(1)ポイントは、「イメージ」と「ふれる数を増やす」です。

✓NGな単語学習

日本人の英語学習者の多くは、”apple”→「リンゴ」のように、日本語と英語との一対一の羅列を覚えていきます。
最初は、「英単語を2000個、3000個も覚えられるかー!」と思いながら、迫りくる受験のプレッシャーから、詰め込んだ人も多いのではないでしょうか。

でも、そうやって覚えた単語、スピーキングやライティングで、使えますか?
覚えた単語を、今も覚えていますか?

 
私は教師として英語を教えながら、
「なぜ日本語の単語はたくさん覚えて、使うことができるのに、
英語はこんなに覚えられないんだろう」
と思っていました。

ここに、日本人の英語学習に欠けている部分があるのではないかなとも思いました。

✓単語はイメージを使って覚える

本来、言語は、イメージを伝えるものです。
小さな子は、写真のような状況を見て、親から「車っていうんだよ」と教えてもらいます。

このやり取りを繰り返して、「車」という日本語を覚えます。
こうやって、「イメージ→音→文字」の順番で覚えるから、「日本語の単語を2000個も覚えられるか!」とならずに済んでいるのです。

しかし、日本人の多くは、英語を「言語」としてではなく、「教科」として出会ってしまいました。
学習者は、数学の公式や歴史の年号と同じように、英単語をただ単に覚えないといけなかったのです。

公式や年号も、たくさん覚えるのきついですよね。
“I/my/me/mine”も、”buy/bought/bought”も、表として覚えないといけません。

イメージのない「情報」として覚えようとすると、頭がいっぱいになったり、
すぐに忘れてしまったりします。

じゃあ、どうしたらいいか。

だから単語は、「イメージ(使う場面)」と一緒に覚える。

 

イメージ(場面)と一緒に単語を覚えなければ、TOEFL、その先にある留学がきつくなります。
日本の大学受験では、体力主義でとにかく覚えられた人もいたかもしれません。
(そもそも、知識の暗記が得意な人が有利な試験ですもんね)

しかし、TOEFLには、スピーキングもライティングもあります。
留学では、相手とコミュニケーションを取らなければいけません。
ただ覚えればいいのではなく、使えなければ意味がありません。

留学のための単語の学習法として、「イメージ」を使うことをすすめます。

(2)実際の勉強法

使った教材は『TOEFLテスト英単語3800』です。
使う単語帳は、これだけで十分です。
加えて、TOEFLの模擬テストなどでふれた単語についても、覚えました。

寧々さんに

「例文を作るといいよ」

と教えてもらったので、以下のようにしました。

①単語をGoogle 画像検索する
②単語を使った例文を作るか、例文検索する
『Anki』というアプリに画像や例文を打ち込む
④いつでも見て覚える

 
日本語だと、「追いやる」と言われれば、「社長が会社から追い出される」と使う場面(イメージ)が浮かびます。
が、”relegate”と書かれても、そのイメージが浮かびませんでした。
そこで『Anki』です。

『Anki』とは、自分専用の単語帳を作れるアプリです。
分からない単語があれば、画像(イメージ)、例文を入れます。
『TOEFLテスト英単語3800』を覚えたあとは、ひたすらこれをやっていました。

あとはひたすら、その単語にふれる機会を増やしました。
アプリであれば、レジに並んでる時間などちょっとした隙間時間は必ず見るようにしました。

家でも、壁に単語のリストを貼ったり、そのリストを写真に撮って待ち受けにしたりしました。
そして、覚えた単語は、スピーキングやライティングで使ってみるようにしました。
そうすると、TOEFLの単語で困ることはほとんどなくなりました。

4.背景知識・基礎体力

背景知識は、動画や読み物教材で増やす

リスニングとリーディングのテストでは、出題内容が多岐にわたります。
歴史、生物、天文、芸術、経済…など、その分野に関する知識を持っていれば、理解しやすくなります。

私はアートに関する知識が全くありません。
「印象派」と言われてもさっぱりわかりません。

天文に関する問題も、めちゃくちゃ苦手でした。
そういう分野は、『中田敦彦のYouTube大学』を見て、ざっと勉強をしました。

TOEFLに出る内容はだんだん知ってるな、となってきて、使ったのはYouTubeの『CrashCourse』です。

TOEFLに出るような内容が10分程度で分かりやすくまとめられています。
好きな分野や苦手な分野を聞くようにしました。

最初は早すぎるのですが、0.75倍速にしたり、字幕をつけたり、要点のメモをとったりしながら聞きました。
理解できたら、ひたすら通勤中の車でシャドーイングをしました。
これで、教養を増やしながら、リスニングの体力をつけます。

リーディングは60分~80分です。
少なくとも、30分は読み続けられる体力をつける必要があります。

そのために使ったのは、『What on Earth Happened?』です。
これも、TOEFLの内容とかなり重複しています。
毎日30分読むようにしていました。

英語学習とは、英語で理解できる世界を増やしていくプロセスです。
TOEFLの勉強をしながら、様々な分野を理解できるようになることを楽しめるようになりました。

※英語学習以外の留学に関する記事は、【費用を抑えたい人】海外大学院留学の進め方【エージェント頼り×】をご覧ください。

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