私は、公立高校で英語の教員をしています。
2021年秋よりColumbia University Teachers College(以下、TC)に進学します。
留学しようと思ったきっかけや経緯について書きます。
30歳高校教師がコロンビア教育大学院に留学しようと思ったわけ
1.きっかけ
私は、山口県で育ちました。四人兄弟の三番目です。実家は、外郎屋を営んでいます。父が勤めていた会社は、県内でテレビCMを流せるほど成功していました。当時は、その会社の近くの家に住んでいました。私が、中学生の頃のある日、突然、引っ越すことになりました。元々勤めていた会社から独立して、別の会社を作ることになったのです。生活は苦しくなったと思います。父は、新しい会社を軌道に乗らせるために懸命に働いてくれました。母は、ピアノ教室と外郎屋をかけ持ちです。そんな大変な状況においても、母は私に、勉強することの大切さを繰り返し説いてくれました。勉強が上手くいくと、母がすっごく褒めてくれました。教育熱心な母のおかげもあってか、兄弟四人とも国公立大学に進学することができました。受験の頃、教育学部を迷わず選びました。「母のように、教育で可能性を広げてあげられる人になりたい」と思ったからです。両親のおかげで、今の自分があります。
大学在学中は、留学に行くこともなく、授業、バイト、飲み会などであっという間に四年間が終わりました。大学を卒業し無事、公立高校の英語教員になりました。2校目に異動した頃、転機がありました。経産省「未来の教室」実証事業である「HeroMakers」に参加したことです。運営されていたのは、白川寧々さん(以下、寧々さん)。寧々さんは、
と言っていました。このメッセージが、私にグサッと刺さりました。学校では生徒に「グローバルリーダーになろうね」と言っているのです。にもかかわらず、私は英語教師として「自分はグローバルリーダーだ!」と思ったことはなく、胸を張って言えるわけでもありません。周りから「教員は、グローバルリーダーになるべきだ」という期待を感じたことも、ありませんでした。だから、寧々さんのメッセージは衝撃でした。寧々さんは、英語を身につけた先の世界を見せてくれました。HeroMakersでは、グローバルに活躍する起業家がゲストスピーカーとして、彼らの見ている世界を教えてくれました。堂々と自分の世界観を話す姿に、強烈に憧れました。私も生徒に、英語が話せたらどんな世界が待っているのか、見せられる教師になりたいと思うようになりました。HeroMakers一期を終えた2019年5月「留学しよう」と決めました。寧々さんにメッセージをすると、「その旅にお付き合いします。」と返事をもらい、海外大学院への出願準備が始まります。
なぜ、寧々さんのメッセージがこんなに心に残ったのか、考えてみました。私は、高校生の頃、千葉大学の推薦を受けようと英語の先生に相談したら、「えっ」と言われました。表情から「あなたが受けるの?」というメッセージを受けとりました。ハーバード、スタンフォードに行きたいと大人に話した時も、「止めといた方がいいよ。家庭も仕事もあるし」とマイナスな反応をする人に、たくさん出会ってきました。テレビやネットでは、誰かの失敗を笑ってばかりです。なぜ多くの大人は、挑戦に対して「無理だ」と言うんでしょう?挑戦を否定する側に回れば、失敗したときに「ほらね。無理だったでしょう」と言えるからです。誰かの挑戦を否定して、挑戦しない自分を正解にしています。学校や社会は、どんどん息苦しく、不寛容で、生きづらくなっています。私は、「なんで大人は自分が挑戦せずに、人の挑戦を笑ってるんだ」と思っていました。私は、留学をしたことはないし、英語もへたくそです。TOEFLも受けたことがありませんでした。そんな私に対して、寧々さんは、「大学院に行くと、こういう世界が待ってるよ」とか、「こんな素敵な人に出会えるよ」とか、教えてくれたんです。大人とは、次の世代の人に、素敵な世界が待ってることを、背中で見せてくれる人のことだと気づきました。そういう大人になりたいなと思って、大学院への受験を決めました。
2.HeroMakersに参加して起きた変化
HeroMakersに参加して、私の教員としての姿勢に、変化がありました。「いまは、生徒にグローバルな世界を見せることはできない。でも、そこに向かって努力する姿勢は見せられるはずだ」と思うようになりました。「学校がこう変わったらいいなと思ってるんだ」とか「英語話せると、こんないいことがあると思うんだよね」などと、生徒に話してみました。すると、「そういう授業を実現したい。私たちもそういう学校にしたい!」と生徒が言うようになりました。彼らと学校改革が始まりました。当時、勤務校では、新たな教育課程編成に向けて準備をしているところでした。教員が年代別に分かれ、グループごとに理想の教育課程をプレゼンするのです。そこに、生徒チームとして参加できることになりました。生徒と「理想の授業って何なのか」「どうやったら実現できるのか」などと議論を重ねました。最終的には、全校生徒、職員に向けて、プレゼンするという状況にまで発展してしまいましたが、生徒は何とか、やり切りました。彼らの立派なプレゼンを見ているときは、最高に幸せでした。彼らの成長する姿から、教員の仕事とは何かを考えさせられました。教えるのではなく、一緒になって考え、悩み、学ぶ。教育には、そういう部分もあっていいのではないかと思うようになりました。(このあたりの生徒の様子をフルブライト奨学金に書きました。生徒のおかげで、フルブライト奨学金に合格することができました。細かい内容は【フルブライト奨学金】合格のための3つのステップ【エッセーの書き方】をご覧ください。)
その翌年、高校3年生を担任しました。同時に、コロナウィルスが猛威を振るっていました。「留学やめようかな」と思うこともありましたが、生徒も不安なのは一緒です。「こういう大変なときこそ、一緒にチャレンジしたい」と思って、留学準備をすすめることにしました。学校を改革するプロジェクトと同様、受験でも、私の姿勢は変わりません。教えるというよりは、一緒に乗り越える。「私は世界一の大学を目指す。みんなも自分のベストを目指そう」と言ってきました。TOEFLのスコアが上がらないこと、志望校選びで悩んでいること、エッセーを書いていることなど、全部クラスで共有してきました。TOEFLで100点越えたときや、フルブライト奨学金に合格したとき、TCに合格したときなど、生徒は一緒になって喜んでくれました。生徒の受験結果もよく、日本のトップ大にも合格しました。世界に自慢できる優秀な生徒たちでした。
3.TCでやりたいこと
TCで何を学ぶかというと、リーダーシップです。よい学校のつくり方です。私は、教員になって、多くの生徒と出会いました。彼らの能力は、素晴らしく高く、世界で負けるわけがないと思っています。日本のトップ大に合格する生徒の知識量はすさまじいです。でも、グローバルな勝負では、負けてしまっている。それは、大人に原因があります。グローバルな世界を見せようとしない、挑戦させる環境を作らないから、若者が自信を持てずに育ってしまう。また、日本の大学受験で上手くいかなかったからという理由だけで、「自分はだめだ」と思ってしまう若者がたくさんいます。そういう大学生がいたら声を大にして言いたいのですが、絶対にそんなことはありません。日本の大学受験では上手くいかなかったかもしれないけど、グローバルな場で認められる人はたくさんいます。
若者が自信をもって、生きていけるようにするにはどうしたらいいか。私は、若者が、海外進学を当たり前の選択肢の一つとして考えられる教育を実現したいです。海外進学だけがよいわけではありません。ただ、今の教育は、若者にその選択肢すら与えられていません。若者が、主体的に自分の将来について考えることが大事なのです。グローバルな世界も見せた上で、「あなたはどうしたい?」と言える教育がいいです。実質賃金や一人当たりGDPの推移をみると、世界から離されるばかりです。ジェンダーギャップも大きすぎる。若者に必死に勉強をさせておいて、そのレールの先にある社会がこんな社会です。理不尽すぎる。
そう思って、さきほど書いたように、生徒と学校を改革するプロジェクトに取り組んできました。「学校を変えるぞ!」と思っていた割には、現実としては、海外進学を積極的にすすめられるような環境は全く実現できませんでした。私の力不足でした。よく考えれば、大学の教育学部の授業で、授業のやり方はあっても、学校づくりやリーダーシップの授業はありません。だから、TCでリーダーシップを学びます。TCは、ニューヨークにあります。多様な学校があります。海外から教育者が集まります。様々な国や地域の学校づくりを学び、日本で実現すべき学校の姿を探ります。そのために、TCで一年学んできます。
記録として、このブログを書きます。読んでほしい人は、①海外進学したいと思っている先生②海外進学したいと思っている若者③私が担当した133回生の生徒です。担任した生徒には、海外大を受験する様子を伝えてきました。今度は、海外大に進学した後の様子をブログという形でシェアします。公立高校の教員でも、留学経験がなくても、30歳でも、家庭があっても、海外進学はできます。フルブライト奨学金に合格できます。このブログの読者から、海外大に挑戦する仲間が増えてくれることを願っています。
最後に、留学を実現できたのは間違いなく、両親、お世話になった大学の教授、先生方のおかげです。何より、1歳半の子どもがいるにもかかわらず、留学をサポートしてくれた妻のおかげです。本当に感謝しています。
【関連記事】
・【フルブライト奨学金】合格のための3つのステップ【エッセーの書き方】
・【海外進学】エッセーを書く三つの柱【準備にかかったのは20万円】
・海外進学に反対する人をサポーターに変える五つの方法
・【海外進学】メリットとデメリット(とその解決法)
・Hero Makers 「未来の先生」へ至るEMBA型共創プログラム(「未来の教室」 実証事業)
コメント
新大学一年生です。大学入学前の春休み、毎日のように友達に会い、遊び、やることがなくなってきました。日中大好きな韓国ドラマを観、味気なくなってきた日々にスパイスが欲しいなと思い、ブログを一から読ませていただきました。
まず第一の感想として、卒業してすぐにこのブログを読めばよかったなと思いました。大学はTOEIC重視ですが、怒られない程度に済まして、IELTSをやった方が自分にとって得だと理解できました。受験英語ではない、世界で使う英語の習得の仕方を細かく書いてくださり、わかりやすかったです。自分に合う勉強方法を探すのが一番なのは承知の上で、このブログの方法を参考にしていきたいです。春休みは教材を買って終わりました。最初のイントロダクションだけ読んで何の力がついたのか、、少し自分にガッカリです。ですが、今日このブログを読ませていただいだことで意識が変わりました。私に「いつか」はこないのである程度目標を立てる、そして3日続けてやってみます。
第二に、「ほんの少しの勇気」が私にとって大きな勇気に見えました。理由はこのブログをみてわかるように、量も質も素晴らしい文章が並んでいるからです。生半可な気持ちで海外大学に受験をした方はこんなにも書くことがないと思います。しかも「何度も心が折れそうになった」とおっしゃっていましたが、それを乗り越えて海外へ羽ばたくお姿は強いなと思いました。世の中には逃げる道もあって、そちらに進むことは決して悪いことではないことは分かっています。けれど、勇気を持って突き進んで行くことは誰でも出来ることではないと改めて思いました。
私は28歳で留学します。これは揺るがない決意です。あと10年ありますが、あと10年しかありません。時間が大量にある今、もう少し自己投資してみます。春休みにファクトフルネスを一生懸命読み、金融の本も読み始め、独学で韓国語を始めました。これができたのはこのブログのおかげです。本当はやる気になればもっとできましたが、寝ることに一生懸命だったので、これしかできませんでした。でも素敵な本に出会えました。しかもおっしゃる通り、大学の授業以外での学び(私の場合韓国語)をこうやって始めることができました。教育学部に入って「先生になる心構えとして、、」と口酸っぱくすでに散々言われましたが、私は先生以外になる道を考えているので、自分の選択を常に1番に信じて行きたいです。
次のブログや海外からの発信も楽しみにしています。
春から大学生のChinaさん
受験お疲れ様。進学おめでとう。卒業したあとも、こうやって読んでくれること、嬉しいです。
大学合格とかっていう大きな結果のスタートには、本を読むとか、会いに行くとかの「ほんの少しの勇気」があったんだよ。
あとは、仲間がいればきっと大きなことを達成できます。
大学生活、楽しみながら、いっぱい挑戦してください。
私も、精一杯がんばってきます!
ブログ読ませていただきました!
・生徒に寄り添い、一緒になって考え、悩み、学ぶことができる
・生徒一人一人の可能性を見出せる
・田原先生のようにいろんな視点を生徒に与えることができる
これらは僕の目指す教師像です。今までの僕は上に書いたことを達成することが目標でした。
しかし今は田原先生と出会ったこと、高校生活でたくさんの人から刺激を受けたことで、自分自身の力で教育を変えたいと思うようになりました。(特に教育が普及していない発展途上国などの地域に教育を提供したいと今は思っています。)大きすぎる夢かもしれないし、周りの人はバカバカしいと思うかもしれない。けど何もしていないうちから諦めたくないです。
また、同じ夢を持ち、いろんなことを話し合ったり相談できる大切な友人や先生の影響で留学も考えるようになりました。
(世界の中でも教育の評価が高いフィンランドに行きたいと思っています。)
まだはっきりとした未来は見えないけれど自分にできることを1つずつやっていきたいです。
少しずつ自分の目標を達成するために努力していきます。
先生も頑張ってください!
教育者の役割の一つに、ワクワクしている若者を増やすことがあります。
「社会なんてつまらない」と思うんじゃなく、「自分はこうしたい」と思える若者です。
そのためには、教師自身が、ワクワクして生きていることが大前提。
教師は上手く教えられることも大事だけれど、それ以上に、学びや挑戦を楽しめることの方が、大事だと思う。
「いろんな視点を生徒に与える」には、教師が視点をたくさん持っている必要があります。
だから、教師の海外進学は必要。
ぜひ、実現して!応援しています!
久しぶり!ブログ拝見しました。
留学おめでとう!記事を読んで思うところがあったので、コメントさせてもらいます。
自分の話になっちゃうんだけど、去年の6月に結婚して、3月には娘が生まれました。仕事もある程度経験できて充実してたから、これからは守りに入りたい、なんて考えてました。
そんな時にブログ読んで、家庭を持ってもチャレンジしてる姿を見て、すごく励まされたよ!熱量が本当にすごい。いくつになっても、どんな環境でも、教師こそ前進しないとなぁと思わされました。
特に高3の担任をしながら担任が留学チャレンジの話をしてるってめちゃくちゃ面白いなと思った!その子たちは本当に幸せな経験ができたね。
留学、応援しています。俺も俺なりにできることをキチンと考えてやろうと思う。そう思わせてくれたことに感謝してます。素敵な体験をシェアしてくれてありがとう!
教育者からの初コメントうれしいです。
一緒に受験して思ったんだけど、
大人が何かに挑戦してる姿を見せることは、子どもにとってめちゃくちゃ大きな教育効果があるって感じたよ。
彼らには、留学だけじゃなくて、家を買ったこと、子どもが生まれたことなど、なんでも話してきました。
「大人になっても楽しいことたくさんある」「いつでもやり直せる」っていう生き方の一例を示せたかなと。
彼らが何を学んで、どういう力を付けたのかは、すぐには分からないけれど、
何年か後に、すごい人たちに育ってくれるんだろうなと楽しみにしています。
彼らに恥ずかしくないように、また挑戦を続けます!
田原さん、コロンビア大学合格おめでとうございます。
こちらの記事が「XPLANE 海外大学院留学総合情報サイト」に紹介されており、(普段あまりブログとか読まないのですが)何気なく読んで、もう一度夢を実現しようと思うことができました!
社会人1年目の頃は周囲に「アメリカの大学院でもっと勉強してみたいと思ってます!」と言っていましたが、「日本で〇〇の資格取ったら?」「授業料高すぎるよね…海外の大学は日本の大学より厳しいし」とネガティブな言葉をかけられていくうちに、お金や時間、英語力を理由に留学を諦めかけていました。このブログをきっかけに、私が学生の頃から日本の教育にずっと疑問を抱いて来たことや、心の中で描いていた理想の教育や社会があったことを思い出し、「大学院留学に今度こそ本気で挑戦する!まずは自分の思いを言語化してみよう」と思うことができました。
ブログを読んで、田原さんが、いわゆるエリート育ちのような輝かしい経歴があるのではなく、自分自身の経験の中で抱いた疑問や見つけた社会課題、想いをきっかけに、諦めることなく行動し続けた結果、合格まで辿り着いたと感じました。またブログが社会人で0から準備を始める人にも分かりやすく書かれていました。読みながら、これからの具体的な目標ややるべきことが見え、つまづいたら、このブログを読み返せばヒントがある!これからなんとかモチベーションを保って頑張れそう!と思わせてくれました。
私の好きな詩にRobert FrostのThe Road Not Takenがあります。人と違うこと、周囲がやらないことをすることには勇気が入りますが、一歩を踏み出すための勇気を田原さんのブログからもらいました。本当にありがとうございます。これからも応援しています!
Manaさん
コメントありがとうございます。
「一歩踏み出すための勇気をもらった」とのコメントが嬉しいです!
私はずっと国公立の学校で学びましたし、国際的な受賞歴もありません。
それでも、正しい方法と仲間がいれば、海外進学は誰でも実現可能です。
海外進学では、「心の中で描いていた理想の教育や社会があったこと」を言葉にして、実行に移したことを評価してもらえます。
そういう自分の理想を形にするための一歩目として、海外進学があるのだと思います。
様々な壁があると思いますが、応援しています!!
コロンビア大学、フルブライト奨学生、ダブル合格おめでとうございます!
コロンビア大学もすごいけど、フルブライト!!!
すごすぎ~!!!
どんな天才?
タイムラインに流れてきたツイートを流し見していた私の第一印象です。
田原さんのツイートが流れてきたのは本当に偶然。
最近グローバルに活躍する高校生のツイートを読むのが楽しくて、
数人フォローして彼ら・彼女たちの活躍やつぶやきを読んでは刺激を受けていました。
文字通り、若人たちの活躍ぶりに刺激を受けるだけの受け身な私。
何と申しますか、適度な刺激を受けることで若者素晴らしい!
と嬉しくなり、それによって私自身幸せ気分を味わうという方法で満足していました。
適度な刺激を受けて幸せになる感じは、
ちょうどマッサージを受けて気持ちよくなるのと似ています。
自分では動かない(笑)
ツイッターのいいんだか、悪いんだかよくわからない機能で、フォローしていない人のつぶやきが自分のタイムラインにあがってきますよね。
今回、この機能のおかげで、上述のがんばる高校生と繋がっていらしたと思しき田原さんの合格ツイートを目にすることができましたので、この機能はやっぱりよいかもと思い直し中です。
高校生たちのがんばりツイートは、感動して
「若人よ!未来は明るい!がんばれー!!!」
って心の中で応援しておしまい。
自分が動くことはなく、がんばる姿をみても、自分が行動を起こす起爆剤にはならなかったんですが、コロンビア&フルブライト合格ツイートは違った。
どうやら社会人?
ブログに詳しく書いてあるらしいから読んでみようと思い、
このブログにたどり着きました。
社会人のがんばっている姿、それも泥臭い努力の過程を読んで純粋に感動しました。
高校生の合格ツイートは心地よい刺激を与えてくれますが、田原さんのブログには、学校の勉強から離れた大人に対して、よい刺激を与えてくれました。
適度な刺激を受け、どうやら思いのほか刺激が結構強く、
高校生の合格報告で感じていた受け身のマッサージじゃなくて、トレーナーがいるスポーツクラブのようで、自分も体を動かすことになりました。
私もちょっと勉強してみようかなという気持ちになったのです。
仕事上、勉強した方がいいことはわかっているけれど、
してもしなくても正直仕事に支障はないし面倒なので避けていましたが、がんばってみます。
留学しようという大きな目標や夢ではないけれど、
学ぶことでより良い仕事ができるようになれば、自分も周りも幸せになれて素敵かも。
週末本屋に行ってテキストを探すのにワクワクしている自分がいました。
この前の土曜日は朝から近所の本屋にいってテキストを購入しました。
週末は家にひきこもってネットやTV,お気に入りDVDをみて一日が終わる日々の私でしたが、そこにほんの少し勉強時間を入れる生活にしていきます。
勉強から離れていたからこそ、なんとなく、ワクワクしています。
Plan your work.
Work your plan.
これ、高校生の時に英語の先生に教えてもらった好きなフレーズです。
が、いまだに私の最も苦手なことです。
最も苦手とすることだからこそ、大好きで憧れているのかもしれません。
少しずつ、知識を増やしていけるようにがんばってみます。
留学生活が充実したものとなるよう応援しています。
kaeruさん
「私もちょっと勉強してみようかなという気持ちになったのです。」というメッセージにじーんとしました。
一度止まったところをもう一度動き直すことは大変なことだと思います。
kaeruさんの一歩を見て、私はめちゃくちゃ刺激を受けました。ありがとうございます。
私は教員なので、学生をサポートしたいのはもちろんですが、社会人の方の挑戦も応援したいです。
ワクワクしながら学んでいる大人が増えることが、学生にとって一番いい教育になるはずだからです。
一人でも多くの方が、「またやってみようかな」と思えるきっかけを作れるように、発信を続けます。
教員養成の大学に通う大学3年生です。
卒業後に、教育学系の大学院進学を希望していて、自分のやりたいことが何かということを考えているうちに、田原さんのブログに出会いました。
私は、小学校の時に「先生になりたい」という夢を持ちましたが、小学校、中学校、高校、大学と進学していく内に、その夢が「教育を変えたい」という夢になりました。
しかし、自分の中で「教育を変えたい」の源というか、何が私をそうさせたのかということをまだまだ考え中です。私が教育を通じて何がしたいのかということはまだまだ漠然としています。
そんな中で出会った田原さんのブログには、強くて熱くて、あったかい思いであふれていました。このような人と教育を変えていきたい!と本気で思えました。
田原さんのように、自ら行動を起こしている大人は私にとって本当に魅力的です。同時に私もそのような大人として教育に携わりたいと思います。
田原さんのブログに出会ったことで、自分の教育に対する思いを深めて、私も海外の大学院で教育を学び、新たな知見や視点を磨きたいと決意できました。決意したからには一歩一歩進んでいきたいと思います。
私にこのような思いを抱かさせてくださり、ありがとうございました!
Kanonさん
Kanonさんの問題意識、思い、視点はすべて、いまの教育に必要です。
学生ながら、そのような考えを持ち、行動されていること、素晴らしいと思います。
私は30歳で渡米していますが、Kanonさんにとって、いつがベストなのか、どこがいいのか、何を学ぶのがいいのかなど、これから具体的に考えてほしいです。
現場を見るのもありだし、教育系の企業に入ってもいいし、卒業してすぐ海外大に進学もありです。
その上で
①尊敬する教師に出会う
②現場を見る
③何を変えたいのか、どう変えたいのかを言語化する
などは、日本にいながらでもできます。
日本にいても、海外にいても、言葉で伝わらないと何も変えられません。
現場を見て、知って、感じて、自分の言葉で整理してください。
自分の言葉で語れる教育者になってください。
困ったらいつでも連絡をください。力になります。心から応援しています!!
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